河村みち子からの季節のメッセージ
2月
メッセージ
厳しい寒さの中にも陽がのびて、光に春の気配が感じられるようになりました。
梅1輪、1輪ほどの暖かさ(嵐雪)晴れた早春のこの時季が好きで、暖かくなる
のは嬉しいのですが春が闌けていくのを惜しむ気持ちになります。
このところ、和菓子作りにはまっています。
料理とは全く別物で、頭の使い方が違うので逆に楽しめるのかもしれません。
桃山と黄身しぐれが好きで、この2種は上手にできるようになりたいと
時間を見つけて作るのにいそしんでいます。
洋菓子も料理も大方のことは習っていて、体が自然に動きますが、
和菓子は慣れていないので、考えながら手を動かします。
人間が進歩してきたのは手が使えるからだということを身をもって理解している
ところです。
手を使いながら作業をいかに効率的に、見た目も美しく仕上がるようにするか
考えながら手早く作業するのは、良い気分転換にもなります。
和菓子作りは水分の残し方がポイントだと思っていて、瑞々しく仕上げたほうが
味はよいのですが、作業がしづらいのです。
毎日、何百個も作る職人さんのようにはいきませんが
差し上げて、喜んでいただけるようなものに仕上げられるようになりたいと思って
います。
あえものサラダ(東京書籍)
暑い時季はさっぱりしたものを好みがちですが、しっかりした味付けのものの方が
食欲を促してくれることも多いので、栄養のあるものを食べて夏バテしないよう
気をつけましょう。
通年食べられる野菜が多くなってきましたが、やはり旬をとらえて調理するとその時季だけの甘さや柔らかさ、瑞々しさが感じられ、身体が浄化されるような気がします。
どうぞご覧になって、沢山作っていただけましたら嬉しいです